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制作過程と失敗を公開する理由

完成した成果物だけでなく、判断の理由や失敗も公開することで、次の制作に活かせる記録をつくります。

  • 制作記録
  • ワークフロー
  • FailFix

完成した作品だけを並べると、何を考えて作ったのか、どこで迷ったのか、なぜ今の形になったのかは見えにくくなります。そこで、成果物に加えて制作過程、判断した理由、検証結果、うまくいかなかったことも公開します。

目的は、失敗を目立たせることではありません。あとから同じ問題に出会ったときに、過去の判断と根拠を確認し、より早く次の行動を選べるようにすることです。

完成品だけでは残らない情報

制作中には、複数の案を比較したり、実装をやり直したり、前提となる仕様を変更したりします。最終成果物だけを見ると、それらの判断は消えてしまいます。

そこで、公開する記録には次の内容を含めます。

  • 何を実現しようとしたか
  • どの案を比較したか
  • どのような問題が起きたか
  • 原因として何を確認できたか
  • 何を変更し、どのように検証したか
  • まだ分かっていないことは何か

事実、判断、推測を分けて書くことで、単なる感想ではなく、あとから参照できる資料にします。

失敗を公開する基準

内部ログをそのまま公開することはしません。個人情報、認証情報、非公開の仕様、第三者の権利に関わる内容を除き、公開する目的に合わせて文章を整理します。

また、失敗した事実だけで終わらせず、原因、対応、検証結果まで確認できたものを中心に扱います。結論が出ていない場合は、未確認の部分を明記します。

次の制作へつなげる

記録は公開して終わりではありません。新しい知見が得られた場合は、既存の記事やレポートも更新します。

一つひとつの制作で得た判断材料を次のプロジェクトへ持ち越せるようにすることが、制作過程と失敗を公開する理由です。